「収入印紙が必要になったけど、収入印紙はどこでどうやって買うの?」
収入印紙は、郵便局やコンビニをはじめとした、8つの場所と方法で手に入れることができる。
ここでは、それらの収入印紙を手に入れる8つの方法をおすすめ順に、それぞれの特徴や注意点などを交えながら詳しく説明していく。
1.郵便局
1-1.一番おすすめなのは郵便局
収入印紙を購入す際に一番おすすめなのは、郵便局で手に入れる方法だ。
郵便局では通常の郵便窓口から収入印紙を購入することができる。
なぜ収入印紙を手に入れるならば郵便局がおすすめかというと、収入印紙には額面(金額)ごとに1円から、10万円までの計31種類もが存在するが、郵便局ではその全種類の額面の収入印紙が手に入れることができるからだ。(後程説明するが、郵便局以外の、コンビニなどでは200円の収入印紙のみしか取り扱われていないなどといったことが多い。)
なので、収入印紙は契約書や必要な書類によって必要な金額も変わってくるが、郵便局ではいかなる金額の収入印紙が必要な場合でも、必要な額面のものが確実に手に入るので非常におすすめだ。
1-2.取り扱い時間帯は?
一方で、郵便局で収入印紙を購入することができるのは、基本的に窓口が開いている平日の昼間(9時~17時の場合が多い)のみだ。
なので、平日は仕事があるというような場合は、なかなか郵便局に出向くのが難しいという場合もあるだろう。
しかし、一部の営業時間の長い大きな郵便局や、ゆうゆう窓口などでは、夜間や土日祝日でも収入印紙を購入することができる。
ゆうゆう窓口でも、取り扱われている収入印紙の種類は通常の窓口と変わらず、在庫がある限りは基本的に全種類購入することができる。
郵便局の営業時間や、ゆうゆう窓口が設置されている郵便局については、以下の日本郵便のホームページから検索することができる。
その他、郵便局での収入印紙の購入については郵便局で収入印紙を手に入れる方法まとめにてさらに詳しく解説している。
郵便局のメリット
- ①全種類の収入印紙を購入することができる
- ②郵便局は全国各地に存在し、店舗数が圧倒的に多い
- ③ゆうゆう窓口などでは土日祝日や夜間でも購入することができる
郵便局のデメリット
- ①通常の窓口では、営業時間である平日の昼間のみにしか購入できない
2.コンビニ
収入印紙はコンビニエンスストアでも手に入れることができる。
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなどの大手コンビニならばそのほとんどの店舗で取り扱われている。
コンビニエンスストアで収入印紙を購入する際の最大のメリットは、24時間365日いつでも購入できるという点だ。
先ほどの郵便局と違い、深夜や土日祝日などでも関係なしに手に入れることができるので、急遽収入印紙が必要となった場合などは非常に便利だろう。
その一方で、デメリットもある。
それは、コンビニで扱われている収入印紙は、ほとんどの場合200円の額面のみということだ。
先ほどの郵便局の場合は31種類もの収入印紙が取り扱われているが、コンビニでは200円の額面の一種しか扱われていないという場合がほとんどだ。
もちろん、必要な収入印紙の金額がちょうど200円という場合ならば問題ないが、それ以上の金額が必要な場合はコンビニ以外で購入するしかないだろう。
(法律上は、200円以上の金額が必要な場合でも200円の収入印紙を複数枚貼ることで代用が可能だが、ビジネスマナー上は完全にアウトなのでおすすめはしない。)
なので、200円以上の金額の収入印紙が必要な場合は、郵便局にて大きい額面の収入印紙を購入することをおすすめする。
その他、コンビニでの収入印紙の購入については収入印紙をコンビニで買う方法まとめにてさらに詳しく解説している。
コンビニのメリット
- ①24時間365日取り扱われているので、土日祝日や夜間でも購入できる
- ②店舗数が圧倒的に多い
コンビニのデメリット
- ①基本的に取り扱われている額面は200円のみ
3.個人商店(タバコ屋など)
街角にあるような、タバコ屋、雑貨屋、本屋などの小さな個人商店でも収入印紙が取り扱われていることがある。
収入印紙を取り扱っている商店には、「収入印紙」と書かれた郵便マークが掲げられている。
販売されている収入印紙の種類はコンビニ同様200円のみという場合がほとんどだ。
しかし、現在ではこのような個人商店は数が少なくあまり見かけないかもしれない。
なので、近所に知っている個人商店が思い当たるのならば収入印紙が販売されているか確かめてもいいかもしれないが、今から収入印紙を手に入れるためにこのような個人商店をわざわざ探すのはかえって大変かもしれない。
4.法務局
法務局でも収入印紙を手に入れることができる。
法務局では、不動産登記や商業登記など数多くの書類が扱われているため、収入印紙も販売されていることが多い。
また、取り扱われている収入印紙の種類も大変豊富だ。
しかし、法務局はどこにでもあるというわけではなく、全国に計50か所しか存在せず、概ね各都道府県ごとに1つの割合でしか存在しないというのが難点だ。
なので、自分の住んでいるところの近くに法務局があるという場合以外は、わざわざ法務局まで行くのは大変かもしれない。
ちなみに、全国の法務局一覧は法務省:法務局・地方法務局所在地一覧にて確認することがができる。
法務局のメリット
- 取り扱われている収入印紙の種類が豊富
法務局のデメリット
- 法務局の数そのものが少ない
5.ネットショップ
一部のインターネットショッピングサイトでも収入印紙を購入することができる。
あの有名なAmazon.comでは財務省から直接収入印紙が販売されている。
インターネット販売なので、当然、曜日や時間帯に関係なく土日や祝日、深夜などでもいつでも注文可能だ。
しかし、注文してから実際に届くまでに多少の時間がかかるのと、Amazon.comの場合は収入印紙の額面金額より少し割高な金額で販売されているというのがデメリットだろう。
ネットショップのメリット
- ①土日祝日や深夜でも24時間365日注文可能
ネットショップのデメリット
- ①注文してから実際に手元に届くまでに時間がかかる
- ②額面よりも価格が若干高い
6.ネットオークション
ネットオークションでも未使用の収入印紙を手に入れることができることがある。
特にヤフオクでは未使用の収入印紙が出品されている頻度が高く、また、額面金額よりも安めに落札できることが多い。
ただし、必ずしもすべての額面の収入印紙が出品されているとは限らず、また、落札後実際に手元に届くまでには時間がかかるなどといった点もデメリットだろう。
ネットオークションのメリット
- ①比較的安い金額で手に入ることがある
ネットオークションのデメリット
- ①必ずしも出品されているとは限らない
- ②落札してから実際に手元に届くまでに時間がかかる
7.金券ショップ
駅前やショッピングモール内などにある金券ショップでも収入印紙を手に入れることができる。
金券ショップでは収入印紙も扱われていることが多く、額面金額よりも数パーセントほど安い金額で購入することができる。
また、大抵の店舗が土日や祝日でも営業しているため、平日は忙しくて買いに行くことが難しいという場合でも心配ない。
しかし、一方で、大きい額面の収入印紙は在庫がないということも多く、多くの店舗は200円や400円などのメジャーな額面の収入印紙のみしか在庫がないということが多い。
(ただし、例外的にパスポートセンターなどの付近にある金券ショップでは大きい金額の収入印紙も扱われていることが多い)
金券ショップのメリット
- ①土日祝日でも営業しているところが多い
- ②若干安い価格で購入することができる
金券ショップのデメリット
- ①必ずしも在庫があるとは限らない
- ②高額な額面のものは取り扱われていることが少ない(パスポートセンターの付近の店舗などを除く)
- ③店舗がある場所が駅前やショッピングモールなどに限られる
8.パスポートセンター(旅券事務局)
全国のパスポートセンターにおいても収入印紙が売られていることが多い。
パスポートを発行する際には、手数料を収入印紙にて支払わなければならないが、その際に必要な収入印紙はパスポートセンター内にて必要な金額がセットで販売されていることが多い。
なので、パスポートの手数料の支払いにて収入印紙が必要という場合には、わざわざ郵便局に購入しには行かず、パスポートセンター内で購入してしまうことをおすすめする。(ただし、一部のパスポートセンターでは収入印紙が販売されていないこともあるので注意。)
9.その他場所
ここまでで、収入印紙が取り扱われているメジャーな場所、方法は紹介したが、その他の場所でも収入印紙が扱われていることもあるので、参考までに以下に載せておく。
- 市役所、区役所
- デパート、ショッピングモール
- スーパーマーケット
- 書店(本屋)